ふと気付くと、いつも君の姿がそこにある



































SECRET CHARM

- - - - - - - - - 君の魅力は無限大













































「よう、ちゃん。今日も元気にパシらされてんなぁ

ほっといてください。忍足先輩」




俺がちゃんと会うと、八割の確率でちゃんは、手にいっぱいのプリントを抱えてる

......今日も、アイツのために頑張ってるんやなぁ

別に皮肉に思ってるわけちゃうで?素直にそう思ったら、めっちゃ笑えてきて

声をかけてみたら、そっけない言葉が返ってくる(いや、たぶん分かっててやってるんやろうけど)

それがまためっちゃ笑えるから、俺は彼女に会う度に声をかける

日々、微妙に反応が違って、楽しい。ほんま、あきへんわ。そういうキャラ、好きやで?俺

で、否定せえへん辺りがやっぱり彼女らしいよな

好きな人に尽くすの、いいと思うで?例えパシリでも




「跡部も相変わらずやなぁ。女の子にこんなん運ばせて良心ってもんが痛まへんのか」

「ですよね!あたし、仮にもか弱い女の子なのに」

「か弱い、か弱くないは別にしてやなぁ」

「....ハイハイ。ちょっと言ってみただけですよ。図太く生きてやりますよ

「それでこそちゃんや!」




そうやって、落ち込む(落ち込ませたのはやけど)彼女に励ますように、背中を叩きながら言葉をかける

.......ちゃんとプリントが落ちないように支えてやる、俺って優しいと思えへん?

っていうのは、おいといて.....うんうん、あれやな

ちゃんらしいのは、ちゃんと他人の言葉を素直に受け止めることやね

俺がそう言うと、ちゃんはプリントを持っているのに関わらず、器用にガッツポーズをして

「ですよねっ!図太い女の代表、立派に生きてやります!」と意気込む

ほんま、おもろいわ。図太い女の代表、ってそこまでいかんでもいいやんな?俺、言ってないし

うん、こういう感じのコ、近くにおったら飽きへんわ




「.......ちゃん、色気ないけど、客観的に見たら可愛いのにな」

「どうせ、色気なんてこれっぽっちも所持してませんよーだ」

「(可愛いって言葉聞いてないな).....そんな卑屈にならんでも。ってならしたのはか」

当然




ぼそりと呟いてみた

案の定、彼女の耳に入ったのは「色気ない」の言葉のみ

そういう言葉だけよく聞こえる耳やな、ったく。俺、その後に可愛いって言ったってんのに聞いてないやろ?

んで、勝手に「色気ない」だけの言葉を受け止めて、頬を膨らませる彼女

.......可愛いやん




「いつでも、待ってるで」

「ひっ!まだ、覚えてらしたんですか?試合に勝ったら、たこ焼き奢るってあたしが言ったの」




..........そういう意味ちゃうのになぁ

確かそんな約束を交わしたような気もするけど......俺、そこまでしつこくないってば

....ま、そんなとこがちゃんらしいっていったら、そうなんやけど




「そんな意味で言ったんちゃうって」

「え、じゃあ....あー、すみません!「トトロ」のビデオ持ってくるの忘れてました!」

「だからさ」




..........それも違うんやけどなぁ

俺が言ってる意味は、跡部に飽きたら、いつでも俺のトコ来いっていう意味なんやけどなぁ

大事にしたるで?跡部と違って




「あ、「トトロ」じゃなくて「帰ってきたドラえもん」でしたっけ?」

「そんなんやから、跡部にパシリ扱いされるんやで?」

「え!嘘!」




.............なんて、な








































「はあっ!」

「............オイ」

「ぎゃあ!出たジェイソン!」

誰がだコラ

「や、宍戸先輩!ほんの可愛らしいジョークですよっ!」

「ほう....」




俺と結構な確率で出くわす。それは決まって、がパシらされているときである

はパシらされていると一言も言ってねぇが......見たら分かる

だって、掃除の時間じゃねぇのに、窓拭きやってるのって...そうだよな?

足元にはバケツ、手には雑巾、コイツの前には曇った窓ガラス

手の届かない所はぴょんぴょん跳ねて、それでも届かなかったら雑巾投げてやがる

そんなんで拭けるわけねぇだろ、窓

ったく、激ダサ。届かないんだったら、イスとか持ってくるとかよ....




「おら、貸せよ。雑巾」

「へ?」

「届かねぇんだろ?」




俺がそう言うと、きょとんとした顔をする

..........何だよ、そんな間抜け面で俺を見上げなくてもいいじゃねぇか

って、あ?俺とってこんなにも身長差あったか

俺はを見下ろし、は俺を見上げる、その差

........コイツ、まさか縮んだ?いやいや、まさかな

ってかよ、.....あー...もう、何か喋れよ。いつまでその間抜け面で見上げるつもりか?




「宍戸先輩が今日は優しいんですけど、何かいいことありました?

「せっかく人が言ってやってんのに、お前の答えはそれか」

「わ、すみません!お願いします!」




ったく、せっかく答えるの待ってやったのに、そんなこと

俺はいつでも優しい男だっつーの

なので、俺はから雑巾を受け取り、拭いてやる

うわ、俺ってなんていい奴って思ったのは言うまでもなく......

何っつーかさ........




「って、宍戸先輩、身長伸びました?」

「あ?」

「だって、楽に届いてますもん。いいですねぇ」

お前が縮んだだけじゃねぇの?」

何をう?!」




あー、おかし。俺がそう言ったら、思いっきり変な顔してやんの

クッと目を細めて、俺は笑う

すると、はムキになって「あたし、0.8cm伸びましたもん!縮んでませんもん!」と言う

バーカ、本気なわけねぇだろ




「お前、頭悪ぃな」

「頭悪くたって、ちゃんと生きていけますー」




俺から、雑巾を受け取りながら、そう言って、そっから急に笑顔を作る

.......びっくりするじゃねぇか

急にそんな表情....一応女らしいとこあったんだな




「宍戸先輩、ありがとうございます!」

「ま、せいぜい頑張れよ。跡部の下僕

「だから、違いますって!.....ってあ....」

「俺は知らねぇぞ?」




......でも、やっぱりバケツを引っくり返すの方が、らしくていいと思うけどよ
















































「うわあああああ、向日先輩!早まらないで下さいーっ!」

「なっ、何だよ?!」

「悩みがあるのなら、あたし、真剣に聞きますからー!」

「別に俺、自殺しようって思ってるわけじゃないから」

「へ?」




今日はかんなり天気が良くて、ぽかぽかしてて、お昼寝日和

で、今日の俺は、木の上でお昼寝したい気分だったわけ

部活までまだ時間あるし、と思っていそいそと木の上に登ってみる

たぶん、見られてないから大丈夫!...って、俺、何か慈郎みたいだなっ

そうそう、で登り終えて、さあ昼寝しよ!と思ったのも束の間

いきなり、叫び声が聞こえてきて、しかもよく知っている声

その声の方に向いてみると...ああ、やっぱり

顔色を変えたちゃんが窓に張り付いてるわけで

どうやら、彼女は俺が自殺しようとしているのかと勘違いしたらしい

......ってか、この高さで自殺はありえねぇってーの




「ただ、昼寝しようと思って、木の上に登ってみただけじゃん」

「あ、そうなんですか」




俺がそう言うと、心底ほっとしたような顔をした

そして、窓を開けた

...........あ、今開けんのかよ




「もうびっくりしましたよー」

俺もびっくりしたんだけどなっ!」

「って、どうして、こんなところで昼寝なんかを?」

「だって、天気いいじゃん。....気持ちいいじゃん?」

ナルホド!

え、それで分かったのか?




俺から見る、ちゃんは、ちょっとばかりかだいぶおかしなコ

なんか、明らかにズレてるし.....うん、変だ

俺、期待してたわけじゃないけど、だからどうして木の上で昼寝するんだ、とツッコまれるかと思った




「ってか、いいですよね〜。身体が軽くて」

ちゃんもこっちに来いよ。気持ちいいぜ?」

そんなことできませんよ

「.....何でそんな真顔なんだよ?」




俺がちゃんに、こっちに来いよと誘うと

真顔でこう言われた.....別に、俺おかしなこと言ってねぇよな?

だって、こっちに来いくらいしか言ってねぇし......

とりあえずその真顔の意味を聞いてみた

そしたら.......




「うわぁ、見てください。あそこで小鳥が囀ってますよっ」

「あれ、小鳥じゃなくてカラスだよな」




ちゃん、思いっきり遠い目をして、現実逃避をした

え、カラスって小鳥じゃねぇよなぁ?

しかも囀るというよりか、鳴いてるって言った方が正しくね?

おーっ、今日の俺ってとことんツッコミキャラだなっ!

....ってか、ちゃん、相当きてるんじゃねえの?




「仕方ねぇな!俺がちゃんの悩み聞いてやるから、言ってミソ?」

「うわあん、向日先輩〜」




涙目じゃん。.....女の子にもいろいろあるんだなぁ....

何か俺、世話の焼ける妹を持った気分。昼寝どころじゃねぇよな











































うがっ!

「?」

「........あいたたたたた......」

「あ、チャンじゃん。どうしたの?」

「ど、どうもしてませんよ。芥川先輩。あははは」

「アハハ、変なの、チャン〜」

よく言われます〜




まだ寝足りない目を擦り、廊下を歩く俺

いや、1限から4限までサボっちゃったから、5時間目は出ないとヤバイしね

でも、まだ時は昼休み。それに、ちょっと小腹も空いてきた

食堂に行って、何か買おうかなぁ。何を買おうかなぁ........

そんなことをぼんやり考えながら歩くと、後ろで鈍い音がした

立ち止まって、疑問符を浮かべると、今度は女のコの声がした。しかも、よく知ってる声

後ろを振り向いてみると....うん、やっぱり俺の思ったとおりだった

チャンがそこにいて、ぱんと埃を払っていた

チャンはどうもしてないって言ってたけど.....コケたんだよね?

あえて言及しないけど




チャン、どうしてここにいるの?」

不本意ながら、あのエセ音楽教師のところへ行く途中でございます」

「........」

「や、芥川先輩!何ですか、その可哀想なコを見るような同情の目は!」




.......頑張って、チャン

ファイトだよ

神様もきっと頑張ってる君のことをちゃんと見てくれてるよ、ただ手を貸さないだけで




「ちなみに芥川先輩は?」

「俺?俺は今から食堂行こうと思って」

「あ、そうなんですか?今行くと、すっごい混んでますよ」

「マジ?」

「さっき通ってきましたもん」




........あっちゃー、こりゃまいったな

食堂混んでるのかぁ...じゃあ、絶対にチョコレートパン(ムースポッキ−入り)は売れ切れなんだろうな

あれ、結構人気だしね

ちぇっ.......




「......先輩、そんな悲しそうな顔しないで下さい。大丈夫ですか?」

「いや、俺よりチャンの方が大丈夫?すっごく泣きそうだよ?」




俺、悲しそうな顔してた?そりゃ、チョコレートパン(ムースポッキ−入り)売り切れなのは残念だけど

そこまで、悲しそうな顔してないと思うな、うん

それに、何でだろ?

何で、チャンは、俺のこと、泣きそうな目で見てくるんだろう?




「じゃ、じゃあですね!あたしのお昼御飯あげますので、そんな気を落とさないで下さい!」

「........どうしてチャンがこれを?」

会長が買って来いと言ったので、買ったんですけど、会長がこれを見ていらないって言うんです。ひどいと思いません?」




そう言って、彼女が差し出すのは、俺が買おうと思ったチョコレートパン(ムースポッキ−入り

彼女はというと、少し苦笑い気味で、俺に同意を求めた

........でも、俺的には、いらないって言った跡部に感謝

だって、欲しかったものが手に入ったんだもんねっ

それにしても.....チャン、とうとう生徒会のお仕事以外でもパシらされるようになったか...




「ありがとっ!チャン!俺、うれC〜」

「そう言っていただけてよかったです。もう芥川先輩見てると、癒されます〜」




俺がにっこりと笑うと、チャンもニッコリ笑う

それでつくづく思うことは......やっぱり可哀想なコだなってこと

チョコレートパン(ムースポッキ−入り)をくれるこんなにもいいコなのに、跡部気付いてないの、勿体無いよね















































「..........何やってるんですか?」

「今日のあたしはちょっと反抗的なの」

「は?」




さんは、俺的に何考えてるのか読めないコ

今だってほら、探偵ごっこをしてるかのごとく、壁から顔を覗かせている

いや、何やってるのかは、見たら分かるけど、俺が知りたいのは、その意味

決してさんの心境ではない

しかも、反抗的って........何に反抗するんですか




「あ、いやね。今日、かんなりうっとおしい会議があるんだけど、それを会長に押し付けられそうで」

「......あの、それはさんの仕事でもあるんじゃ?」

「いやいや、その会議は会長だけが出席するやつ。副会長の出番はないってわけ」

「成る程。要するに、部長から逃げてるんですね?」

「そゆこと」




あまり隠れてない気もしなくもないけど

なんて、口が裂けても言えない俺

それは、さんが本気でここなら見つかるまいと思ってるからであって

で、でも、そんな行動をしている理由ならちゃんと分かったので、良しとしましょう!




「ていうか」

「?」

「長太郎はここで何してるの?」

「ただ通りかかっただけですよ」

「......じゃ、しばらくここにいて」

「??」




ふと、気付いたように俺に尋ねる彼女

ぶっちゃけ、そんな行動をしている彼女に聞かれるのは、微妙な心境

俺が答えると、彼女はふむと何か考えるような仕草をしてから、俺に言う

.......何考えてるのかな?




「会長にバラされたら、困るし」

「........」




なるほどね、そういうことか

俺が言わなくても、もうそろそろしたら、自然に見つかると思うんだけどなぁ

俺はそう思って、心の中で苦笑する

......ってか、俺って信用されてないわけね




『ピンポンパンポーン』

「.....ヤバイ、やな予感がする」

「やな予感?」

『生徒会副会長のさん。生徒会長がお呼びでございます。今すぐ−−−−』

「.......だそうですよ?さん」

「うう、呼び出しときたか」




そうこうしているのも束の間、さんに呼び出しがかかった

案の定、部長から

..........うわ、絶対に部長怒ってるよな

それは、彼女も分かってるはず




「......畜生。今日のところは諦めてやらあ」

誰のモノマネですか

「い、いや別に!じゃあ、行ってくる!長太郎!」

「いってらっしゃい」




嫌そうな顔をしてたけど、実は呼び出されて満更でもないということは確かだ

見送った背中が、何だか楽しそうに見えたので、間違ってはないと思う

.......さんって、本当何考えてるのか分からないけれど

思わず頑張れ!って応援したくなるコだよね















































「コラー!下克上野郎!また会長に、あたしが授業中ものすごいブサイクな顔して寝てたこと言ったでしょ!」

「........自分でも自覚してたのか」

「おかげで会長に散々笑われちゃったじゃないの!」

いつものことだろ

「その涼しげな顔、すんごいムカツクー!」




言っとくけど、俺、言ってないから

ま、そんなことコイツが聞く耳持たないってことは分かってるから、別に否定しないでおくが

そう、コイツは何かあるたびに俺のせいにしやがる

本当、バカは休み休み言えって感じだよな




「ってか、どうしてあたしに対して、イヤミなことしてくんのーっ!」

それ、そのまま返すぞ

さらにオプションつけて返してあげる

いらねぇよ




......ったく、本当に五月蝿い女だな

女らしさがこれっぽっちも感じられないから、部長にああいう扱いをされるんだよ

なんて、また面倒なことになるので、言わないが

...........本当、コイツと喋ると心底疲れる




「あと、俺のことを下克上野郎って呼ぶの止めろ」

「何で、下克上野郎

喧嘩売ってるのか?

そんな高価なもの売るはずございませんことよ

「.......気色悪い」

「何ですって!?」




どこぞの宝石をじゃらじゃらつけた金持ちなオバサンだ、お前は




「大体ね!それはアンタを思って呼んでやってんだから!」

「どういう意味だよ?ってか、俺と関わるな

「ひど!」




何が俺のことを思って、下克上野郎って呼んでんだよ

説得力ないじゃないか

大体、こっちもんなネーミングセンスのない呼ばれ方で呼ばれたいって言った覚えねぇぞ




「あのねえ、あたしが日吉クン(ハートマーク付き)って呼んだら.....」

「.........」

ほら見なさい!アンタ、鳥肌立ってるじゃん!」

「.......その件に対しては、俺が悪かった

「分かればよろしい」




................すごく腹が立つのは否定しないが、確かにそうだな

お前が俺の名前を呼ぶと.....気色悪いな

お前の言うとおり、鳥肌立ちやがった

心臓に悪いったらありゃしない




「あー!」

「......何だよ」

「下克上野郎!会長が呼んでるんだった」

それを先に言え




不本意だが......それが、1番落ち着くかもな














































「ねぇ!樺ちゃん!聞いてよ〜」




ウス

.........さん、いつもにもまして可哀想に見えます




「さっきね、会長がまた仕事押し付けて来たのー」




ウス

..........いつもと同じです




「どう思う?ひどくない?」




........ウス

...........でも、自分から見ると、さん、嫌そうじゃなさそうです




「でね、とりあえず文化祭の看板持ってこいって言うんだけど...」




ウス

............あんな大きいの、1人では大変です

............でも、さんなら大丈夫だと思ってしまうのは、失礼、ですよね




「........どこにあるのか知ってる?」




...........

.............知らなかったんですね




「え、樺ちゃん手伝ってくれるの?ありがとー」




ウス

.............部長に怒られるとかわいそうなので、お供します

















































「会長っ」

「?!」

「..........今日は逃がしませんからねー」

「お、おい」




俺から見た?そんなの決まってるじゃねぇか。パシリだ、パシリ

んでもって、色気ない、他人と何かが違う、女

........だが、その度胸は認めてやろう

俺のジャージを掴んで、俺を窒息死させようとするなんてよ




「.......お前、いい度胸してんじゃねぇか」

「え、あ、うわ!し、失礼しました!えと、あとありがとうございます!

褒めてねぇよ




俺が睨むと、は慌ててその手を放す

それから謝って......て、おい

いい度胸してるな、って褒めてるわけじゃねぇよ

ったく、訳の分からないヤツだ。しかも、嬉しそうに笑ってんじゃねぇって

まぁ、コイツに常識を求める気はさらさらねぇが




「んで?用件は?」

「はっ、そうですよ!会長、今日こそは印押しの仕事終わらせてもらいます!」

お前がやっとけ

会長が押さなきゃ意味ないんですよ

「.......お前、今日はえらい強気じゃねぇか。あ?」

そうなんですよー。占いで強気にいくと吉って書いてあったんです」

あー、そうかよ




あー、バカらしい

ったく、この女。俺が、どれだけ忙しい男なのか分かってるのか?

俺は、氷帝男子テニス部の頂点に立つ、跡部景吾だぜ?

部活に行かない訳には、いかねぇだろ




「.........俺、部活行くから、後は頼む

今日締め切りなんですってば

「ばっ、放しやがれ!」

「会長、部活とあたしどっちが大切なんですか!

部活に決まってるだろ」

ですよね......

「.....だー、もう!行けばいいんだろ?行けば」




しまった、俺としたことが....口が滑らせてしまった

これも、がキャラに似合わず、悲しい顔するからだ。...確かにキッパリ言い過ぎたけどよ

それに気付いて口を思わず閉じても後の祭り

........コイツ、にんまり笑いやがって、俺をはめやがったな?

さっきのも演技かよ.......くそー騙された

ったく、本当変わったヤツだぜ




「ありがとうございます!」

「........仕方ねぇな」




しかも、こんなに嬉しそうに言われちゃ....白旗だ

今日のところは、大人しく諦めるか

不本意だが、そうするしかねぇな、こりゃ

..........ったく、俺をここまで振りまわすなんて、相当な女だな




「.....何だよ」

「え、いや、何か嬉しくって」

「何がだよ」

「会長がいつもにまして素直だから、明日大雪が降るなって思って」

どこが嬉しいんだよ

「や、だって学校休めるじゃないですか!明日、元素記号の小テストあるんですよ...」

それくらい覚えろ

「もう会長ったら〜。あたしと会長の頭の出来が違うってこと忘れてません?」

「........よく分かってんじゃねぇか

「........あ、今、あたし切なくなりました




筋が通ってるようで、よく分からないことを口走る、ころころと表情が変わる変なヤツ

でも、見てて飽きねぇことは否定しない

........ここまで、おかしいと不自然を通り越して、笑えるよな




「あ、でも休みだと会長に会えないですよね......って、何笑ってるんですか!




.......コイツが可愛げのあること言うと、これまた笑えるぜ



















































「....ハイハイ。ちょっと言ってみただけですよ。図太く生きてやりますよ

それがちゃんのいいところやで?その調子で頑張りや!




「や、宍戸先輩!ほんの可愛らしいジョークですよっ!」

はいはい。別にそうとってあげても構わねぇけど?...なんてな

「悩みがあるのなら、あたし、真剣に聞きますからー!」

人のことより、自分のことを心配しろって。....ま、それがちゃんらしいけど




「や、芥川先輩!何ですか、その可哀想なコを見るような同情の目は!」

いや、別に同情とかそんなんじゃなくて....とにかく頑張ってもらいたいだけなんだっ



「今日のあたしはちょっと反抗的なの」

でも、俺知ってますよ。それは、反抗ではなく、ただの...女の子がよくやることです



「ってか、どうしてあたしに対して、イヤミなことしてくんのーっ!」
それをそのまま返してやる.....オプションなんていらないからな



「ねぇ!樺ちゃん!聞いてよ〜」

.........自分で良ければいつでも聞きます













「はっ、そうですよ!会長、今日こそは印押しの仕事終わらせてもらいます!」






.......俺にここまで言える女は滅多にいねぇ



その調子で、かかってこいよ















笑った君も、怒った君も、嬉しそうな君も、悲しそうな君も、楽しそうな君も、泣き出しそうな君も

全部、たった一人の君











「むしろ面白がってるでしょ?忍足先輩。」


「わぁ、宍戸先輩。急に優しくなりましたねー。どうかなさったんですか?」

そんなこと言ってくださるのは先輩方だけですよー。ちょっと待っててくださいね。」

「でも、ま。もらえるものはもらっとくのが礼儀ですしねー。」

「......そこまでは考えてなかった。」

あ、そう。それはどうもありがとうございましたぁー。

「何よそれ!あたしだってやれば出来るんだから!ね、樺ちゃんっ!」



「あたしは会長に会いたくて頑張って来たのに、会長が帰れって言うー!」














今日は、君といれば、何が待っているのだろう?














!今日も1日頑張ります!」















きっと、楽しいことが待ってるに違いないよね





















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Thank you!

"ULTRA☆LOVELY" was able to celebrate the first anniversary.

It is your favor which has come!

I ask of you well from now on pleasing!



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